番匠の家での暮らしぶりを聞くお家訪問
築15年を迎える四ツ池公園の家に伺いました。
(こちらの写真は、建物紹介時のものです)
元々、番匠のことは、友人に聞いてご存じだったそうです。
家を建てるにあたり、どこに頼んだら良いかを検討していく中で、番匠にお越しいただきました。
いくつか、自然素材を使う家づくりをしているところを見てきましたが、番匠さんにお話を聞いていて、感じがよくて。
フィーリングがあって、ここだなって。
こちらのリクエストをさりげなく吸い上げてくださる姿勢も好印象でした。
「お客様」だから言うことを聞いてもらう、ということではなく、一緒に作っていきましょう、でも、出来ないことは出来ません、というイーブンな関係が心地よかったです。
家づくりで大切なことは、もちろんその家が快適、安全に暮らせることです。
私たちは、そこにとことんこだわって家を作っています。
その結果かどうかわかりませんが、お施主さんとも、一緒に作るイーブンな関係になることが多いかもしれません。
今回は、エアコン設置工事で伺っているときにお話を伺いました。
熱容量が大きい土壁を用いているので、家が暑くなりにくいことや、夏にここまで暑くなることはまだなく、隣接した森の木陰からの涼しい風で過ごせていたのですが、いかんせん、ここ数年の暑さは厳しく、リビングにエアコン設置をすることになりました。
やっぱり涼しい家なんだと思います。帰ってくるとひんやりして。特に風が抜ける時はエアコンにはない心地よさがあり、周りの木々にも癒されます。
しかし近頃はどうしようもなく暑い日もありエアコンを付けることにしました。もともと暑さを凌げる家なので、エアコンに頼る日は限られると思います。
ご主人が若い頃に、チベットを2ヶ月間旅をした自転車をはじめ、他にも、バイクや釣り具・山登りの道具など、アウトドアを楽しむものが、リビング・書斎とつながるガレージに収納されています。
訪れる友人は、将来チャンスがあればこんなスペースを作るんだ、などと言いますね。
リビングの主役は薪ストーブです。
はじめての子育てで、子どもが小学校に入る前でしたので、薪ストーブって危ないのかな? と思いましたけど、野嶋さんに相談したら「心配ないっしょ!」って(笑)
人も動物だし、熱いというのはわかるし。結果、ストーブで火傷をするようなこともなく育ちました。
お風呂もトイレも居心地のいいように作ってもらったので、子どもたちも、トイレもお風呂もめっちゃ長いですよ(笑)
広めのトイレ。窓の外には森が見えて、とても気持ちいい。長居したくなるのがわかります。
今回は、お風呂の塗装工事も併せて実施しています。
こちらも、ますます気持ち良い場所になりますね。
子どもたちは、薪ストーブだったり、エアコンがなかったり、というこの家のコンセプトを、今はまだあまり理解していないんですよ。
ただ、彼らが大人になったときに、いかにこの家の環境がよかったか、火のある生活がよかったか、そう感じてくれるのでは、という期待があります。
もっとメンテナンスをしたいんです。仕事でなかなか時間が取れませんが、そのうち時間ができたら、濡れ縁や扉の塗装、木の床の磨きなど、いろいろやりたいですね。手間をかけるほど味が出る家ですね。
住まいを愛してくださっていることが伝わる、何より嬉しい言葉でした。
建物紹介はこちらから